4/28日早いものでニューヨーク最後の1日とあいなりました。4/29日は日本に帰ります。
貴重な一日の新しい朝、昨日の懇親会での二日酔いもなんのその。午前5時30分起床。
老化現象なのでしょうか体はだるいのですが目覚めだけはおじいちゃんモードでございます。
シャワーを浴びて散歩に出かけました。日本ではこの週は天気が悪かったみたいですが
日ごろの行いが良いのか、こちらは快晴続きでこざいました。
行き交う異国の人たちの足取りは時間に追われ早足の靴音がアスファルトの上を異国の
人たちのリズムで刻んでいきます。
私が3歩進むと、通り過ぎていく人は私の20歩先を歩いていました。
気にすることも無く、今日で最後という思いに、煙草を吸わない私は朝焼けの空気を吸い
ため息をひとつ吐きました。
帰りたくない。もう少しこの街にいたい思いが窓ガラスから自分の寂しい後ろ姿を映し出して
いるのに気づきました。
その時、その窓ガラスの向こうに私ではない人間が現れたのでございます。
床屋の青年とお客の老人様が二人で楽しげに会話をしている風景でございます。
ロマンスグレーのお客様は70代ぐらいのとても素敵な紳士に私は見えました。
言葉は聞こえません。ただ二人の言葉のやり取りが楽しさをかもし出しているのでございます。
この老人はこの床屋に来ることを日課にしていると私は感じます。週に一度、3日に一度、
毎日それは分かりません。ただ積み重ねてきた年輪が私に素敵な紳士と思わせるので
ございます。
私が思う紳士とは腕力だけの男を超越した、美しさを秘めた大人の振る舞いを意識できる
男性だと思うのでございます。あーーーーまた生意気なことを言ってしまいました。
とある床屋の朝の物語でございました。



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