秋雨というよりもなにか季節感が崩れていく環境の嘆きのような雨の雫が昨日からかなりの量で降り続いています。外仕事の多い建築関係の私たちにとってこの雨は仕事も進まない嘆きの雨でもあります。
全て水に流して生きていければなんてことはありませんが、そうもいかないのが外現場の運命でございます。今年は本当に雨が多いとおもいませんか?

恵みの雨ならありがたさも感じますが、こうも降り続くと憂鬱になるのは私だけではないと思います。溜まった財務処理と見積もりをパソコンで睨めっこしている私の机の窓から激しい雨が叩きつけています。弊社の窓は全部インプラスというガラスが2枚重ねの防音になっていますので室内はかなり静かでございます。事務処理をするなら集中して仕事ができるので私にとって最高の環境でございます。ですが今日は
誠にもって憂鬱でございます。こんな時は気分転換に徹底的に憂鬱に落ちるとこまで落ちようと決めたのでございます。CDコンポにスイッチをいれ、流れてきた最高に暗くなるお気に入りの私のナンバー曲が事務所を包み込みました。
ジャズの女王ビリーホリデーのアルバム 「Lady in Satin」から1曲目の
I`m a fool to want you でございます。
降り続く雨音の今日はビリーホリデーについて紹介させていただきます。

ビリー・ホリデーは1915年4月7日フィラデルフィアで生まれたと言われています。母親は未婚の母として彼女を生みますが、結局彼女は養護施設で育てられることになります。しかし、それもほんのわずかの期間で、15歳になる前には彼女は売春宿で働くようになっていたといいます。その幼少時代のことが
トラウマとなり、また付き合っていた男の暴力と虐待から薬物、アルコールの日々を送り、晩年はかなりの衰退により人々から死の予感を余儀なくされたのです。
ビリーがいつも長袖の服を着たり、長い手袋をしていたのは、注射針の跡を隠すためだったのです。
ビリーはベッシー・スミスのブルースを引き継いだ歌手と言われますが、「ベッシーはブルース歌手、わたしはブルースのスピリットを持ったジャズ歌手」と言っています。
1959年7月17日ニューヨークで死去。44年間の人生でありました。
私は女性ジャズシンガーで好きなのはサラ・ブォーンでございますが、このビリーホリデーは別格でございます。今の私と4つ年上であの世にいかれましたが、かなりの老廃を感じます。そのしわがれた声からは本当の絶望感から漂う哀愁がひしひしと伝わってくるのでございます。日本で最高の歌姫はやはり昭和という時代が生んだ美空ひばりと思います。悲しい酒を歌う頬を流れる涙の跡は女の悲しみを情緒にかもし出しておりますが、生意気なことを言わせていただくと半分は唄方としての役に徹した演じる美空ひばりがいるのでございます。しかしビリーホリデーはまさしく現実の生き方から悲しみとはどんなものかをリアルに唄で後世に残していったと思うのでございます。
個人的な趣味で恐縮ですが、音楽の好きな方は是非聞いていただきたいと思います。このアルバムは
時代を超えて新鮮さを感じていただけると思います。本物はやはり不変的なものを兼ね備えているのかもしれません。
この曲を聴きながら再度窓から見える雨を見て、切なさを感じる雨もよーござんすねー。明日は晴れることを願いながら・・・・



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