10/8日(日)目黒区雅叙園にございます「美と匠の祭典」百段階段見学
を日本建築に興味のあるお客様をお連れして来ました。
【 10/10日 エントリー No.216 百段階段 参照 】
今日はその中でいくつかの床柱を紹介させていただきます。
価値ある一品を未来に受け継ぐ家の品として、何年も生き続ける床柱は、
素晴らしいものですね。
室内のリホームとして仏間・茶室・寝室に和室をもう一度再認識しては
いかがでしょうか・・・
�@十畝の間の床柱

十畝の間名は、格天井の絵を揮毫した荒木十畝画伯の名前から取ったものです。晩年の作品は黒色に意を用いた作風が多くなりましたが、雅叙園の十畝の間にもその特色がうかがえます。
本床は、間口二間(約3m60cm)の大床で左の床柱は、樹齢約200年の「一位(あららぎ)」直径一尺五寸(約50cm)の大樹で、加工面に見る年輪も非常に緻密で美しい木が使用されています。

上写真の右床柱は南米材パオ・ブラジル(Pau brajil:豆科)で帯紅黒色の肌面の油脂光沢が特徴の柱材です。創設者細川力蔵は木の材質を見る目をもっていて、船の底の中心部の重量バランスをとるのに
使用された固くて重いこの大木を二束三文で手に入れ、当事不況下にあった大工職人達に競って腕を振るわせた珍しい作品として残っています。
�A草丘の間の床柱

草丘の間の床柱は、直径一尺の槐(北海道産)丸太洗いに剣彫り加工が施されています。木床の落掛は黒檀で、床脇の天袋と一文棚と地板は蹴込床風に蹴込板の上に地板をのせて二段となっています。
�B清方の間の床柱

昭和四十七年、九十四オで歿した鏑木清方が愛着をもって造られた落着いた静かな茶室風の室です。特に奥の間の床柱は径一尺五寸の北山杉天然総絞丸太でこの様な逸材は今日、市場でもなかなか見出せないものです。次の間は水屋をしつらえ、床柱はパープルハート(輸入材、極珍品)です。
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