10/8日、目黒雅叙園、百段階段を見学に行ってきました。日本美術の素晴らしさを
目のあたりにして、西洋被れしていた私にとって日本の文化の高さを感じる
良い体験をさせていただきました。
今日は欄間や天井・壁に描かれた日本画について紹介させていただきます。
日本画は薄い絹や品質のいい和紙に描かれることがほとんどであり、
これらは発色のよさにかけては当時一流の画材でありました。
その特長を生かすため日本の絵の具にはさまざまな原料が使われていました。
西洋のような油絵で隅から隅まで実物とリアルに表現した技法ではなく
現実とはかけ離れた人物画はまるで現代の漫画のような気もいたします。
影の無い立体感の薄い日本画はどこか空想画のようで、日本人というのは
ロマンチックで想像力の長けた人種なのかもしれません。

草丘の間この部屋の天井絵・欄間絵はすべて磯部草丘の揮毫です。草丘は明治三十年に群馬県佐渡郡宮郷村に生まれました。ことに郷里上州の風景画を多く描いています。代表作には「夏の山」「秋立つ浦」「東海の冬」「白砂青松」「国敗れて山河あり」「ふるさとの山河」など叙情的作品を多く描いています。昭和四十二年、七十歳で亡くなられました。

静水の間。この部屋は、現在、揮毫作品数が一番多い橋本静水「静水の間」と呼ばれています。欄間四方は小山大月の金箔押地秋草です。次の間の床柱は槇出節、天井及欄間は橋本静水ほかの画伯によるものです。


星光の間この部屋の絵画を揮毫された板倉星光は、明治二十八年に京都市に生まれ、京都市立絵画専門学校を卒業後菊池契月に師事しました。日展では委嘱作家として実力のある中堅作家として知られ、美人画や花鳥画を得意としました。代表作に「舞妓」「蛾」「月に出る」「夕映」「良夜」などがあり、昭和三十九年六十九歳で亡くなりました。



清方の間昭、和四十七年、九十四オで歿した鏑木清方が愛着をもって造られた落着いた静かな茶室風の室です。欄間の四季風俗美人画ともに清方の筆によるものです。廻り廊下の天井は北山丸太をあつかった化粧軒、障子建具、組子など細心の造りです。
日本に生まれて良かったですね。
イヤー日本画って本当に素晴らしいですねー。それでは皆様サイナラサイナラ。
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